Grappa Inferno
グラッパ インフェルノ
無色透明でかすかに甘味を感じるボリュームのある味わい。ネラのグラッパは価格と味のバランスにおいてトップクラスと言える。ネックの透明瓶で、黒地に炎が描かれたラベルはインパクトがある。
コルクの種類: 天然。
生産者: カーサ ヴィニコーラ ネラ - NERA 公式サイト地域: ロンバルディアアルコール度数: 42%タイプ: カテゴリー: 容量・入数: 500品種: キアヴェンナスカ(ネッビオーロ)熟成: ステンレスタンク飲用適温: 14-16°C ワイナリー情報:
「他の産地の7倍、ピエモンテの5倍に相当する年間労働時間」 ネラ家は1940年にグイド ネラによって設立され、ヴァルテッリーナのワイン生産地の中心部にてワイン造りをしている。自家畑に加えて、優良な畑を持った長い取引関係にある葡萄栽培農家からも、葡萄を買っている。200軒の契約農家には7月中旬から下旬にかけて剪定をさせ、葡萄のエクスレ度で買い取り価格を決めている。海抜300mから350mの大変良い位置にある畑では、土壌の性質とドイツのモーゼルを思わせる急斜面のため、90%が手作業で葡萄が造られている。そのため1haあたりの年間にかかる労力は1400時間+αで、これは他の産地の7倍、ピエモンテの5倍に相当する。
「畑によって異なるスタイル」 収穫は、一番南に位置しているサッセッラから行なう。その次に、グルメッロとインフェルノを同時期に行なう。最後に一番北にあるヴァルジェッラを10月末、トータルで1ヶ月かかる。高い品質と信頼の持てるワインのみを生産することを目指しており、近代的な瓶詰め装置や醸造設備、そして独自のセラーでの熟成においては神経質なほど完璧なコントロールで、最良のワイン造りをしている。リセルヴァは作柄に満足出来ない年は造らない。グルメッロとサッセッラとインフェルノは、それぞれ2km離れているため、各畑で気象条件が異なり、一概にヴィンテージを語ることが出来ない程。
「リーズナブルなネッビオーロ、ヴァルテッリーナの魅力」 ネラ家を訪問する度に、息を飲む様な美しい風景と北部ローヌを思わせる急勾配の段々畑が、ワインの素晴らしさと共に、私どもを魅了して止まない。しかも、価格はネッビオーロから造られたワインとしては極めてリーズナブル。人はヴァルテッリーナを「山のネッビオーロ」と呼ぶそうで、「ピエモンテの方が集約はあるが、繊細さは自分達の方が上。」とのコメントにも納得出来るものがある。また、甘さがあることも特徴。それらやエレガントなフィネスは、段々畑に見られる石壁によるもの。ピエモンテの生産者が、「ヴァルテッリーナのネッビオーロは、甘く繊細でエレガントでいいね」と言うそう。