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チーズセットに合うワイン（2023年6月）

6月のチーズセットＡ

サルヴァクレマスコ　No. 37121 Uberti Franciacorta Brut Francesco

ロンバルディア州の中でもベルガモ・ミラノ・クレモナなど幅広く各県で作られているこちらのセミハードチーズには今回ウベルティのフランチャコルタをペアリング。ウベルティのフランチャコルタは比較的優しい酸を持つため、塩水で磨かれたことにより発生するサルヴァクレマスコの上品な酸味とお互いを引き出し、初夏にぜひおすすめしたいペアリングになると思います。

ラスケーラ　No.98706 Terredel Barolo Barbaresco Riserva

ピエモンテ州クネオ県で作られる滑らかでミルクの強い甘みを持つラスケーラは同郷のフルボディワインとのペアリングが鉄板です。今回はリゼルヴァタイプのバルバレスコを合わせてみました。アタックのチェリーの香り・果実味がラスケーラのミルキーな味わいとマッチします。また、リゼルヴァタイプのためタンニンはしなやかになっており、アフターでもワインの力強さが勝ることなく良いバランスが取れます。

ウブリアコソットラトラペ　No.41988 Emilio Bulfon Cordenossa

ワインの搾りかすと組み合わせた「酔っ払いチーズ」ことウブリアコは基本的に赤ワインとの相性が〇です。ウブリアコソットラトラペはフリウリのため、今回はフリウリの希少土着品種「エミリオブルフォン」シリーズよりコルデノッサとのペアリングに挑戦。コルデノッサのワイルドベリーのフルーティな香りとまろやかなストラクチャ―がウブリアコの少しクセのある香りや味わいを包み込み、余韻まで楽しめます。

6月のチーズセットB

パリエッタメディテラーネア　No. 40868 Caudrina Selvatica Asti Spumante NV

イタリア北部ピエモンテ州のクーネオで造られるチーズには同じくクーネオ県で造られている銘醸のアスティスプマンテを是非合わせたいです。オレンジピールとピスタチオを纏っているクリーミーなこちらのチーズにモスカート特有のアロマがあり洗練された甘さのあるスパークリングが良く合います。アペリティーボに最適なペアリングです。

アジアーゴヴェッキオ　No. 17174 Bellenda Contrada

こちらのアジアーゴヴェッキオの味わいはパルミジャーノの24ケ月熟成の物に近く旨味成分をしっかりと感じるチーズです。熟成がしっかりしているチーズに合わせるワインは旨味を受け止めてくれて深みのある赤ワインが良いです。今回は同じくヴェネト州のこちらのワインをご提案致します。カベルネ、メルロー、マルツェミーノ等が主体のブレンドでしっかりしたボディになめらかなタンニンとバランスの良い酸があります。バリックで18ヶ月ゆっくりと熟成させていることでワインに複雑で芳醇な味わいがあり熟成感のあるアジアーゴヴェッキオの旨味をしっかりと受け止めてくれます。

ピアチェンティーヌ　No. 41749 Baglio di Pianetto Frappato

シチリア、エンナ県で造られるサフラン入りのこちらのチーズは同じくシチリアの土着品種であるフラッパート100%から造られるフレッシュな赤ワインをおすすめします。生産者のバリオディピアネットが造るフラッパートは非常にフレッシュでいきいきとしていて赤い果実とバラのつぼみのような芳香があり、サフランの香りと黒コショウのスパイシーさがあるピアチェンティーヌとの相性は抜群です。