Emilio Bulfon Ros di Sanzuan
エミリオブルフォンロスディサンズアン
淡いルビー色。長く残るワイルドベリーのフルーティで深い香り。温かくまろやかでストラクチャーを感じられる味わい。
コルクの種類: コルク
生産者: エミリオ ブルフォン - Emilio Bulfon地域: フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州アルコール度数: 13%タイプ: 赤カテゴリー: 品種: コルデノッサ100%熟成: ステンレスタンク飲用適温: 15°C ワイナリー情報:
忘れ去られ、絶滅に瀕していたフリウリの土着品種を発見し、近年見事に復興させ素晴らしいワインを産み出すエミリオ・ブルフォン。それぞれに個性の違うユニークな葡萄たちを個性豊かなワインに仕上げ、近年イタリアワイン通の間では高い注目を集める生産者です。 オーナーのエミリオ・ブルフォンはフリウリのポッツオーロの農業学校を卒業し、何件かのフリウリ生産者にて修行した後、1964年に現ワイナリーのあるヴァレリアーノに引っ越してきました。 1970年代、ワイナリーの位置するピンザーノ・アル・タリアメント市とカステルノーヴォデル・フリウリ市周辺の丘陵地帯にて古い土着品種が絶滅に瀕していることを知り、その品種の研究と復興活動に尽くしました。 1600年の終わり頃800種もあったフリウリの土着品種は、現在では約200種と4分の1にまで減少してしまっていたと言います。 今でこそ土着品種の個性が再認識されましたが、この時代はワインが国際化へ向けてフランス品種などを取り入れ、近代的なワイン造りへと向かい始めた時期だった事もあり、ワイナリーは苦労の連続でした。 しかし愚直なまでに土着品種にこだわり続けた努力が結実し、今ではその活動が認められ、イタリア最大のワイン見本市ヴィニタリーの2010年度開催の会場内にて「イタリアの葡萄栽培界に大きな貢献をした」として「カングランデ・デッラ・スカーラ」という偉大な賞を獲得し
ました。 |
忘れられた土着品種を復活させたエミリオ・ブルフォンの畑 |
標高 180m の南及び南西向きの日当たりのよい畑。土壌は石灰質で、仕立てはギュヨー。密植率は 4,000本/ha。収穫は全て手摘みで行い、農薬は銅や硫黄など自然なものを必要最低限だけ使用しています。 畑は森の中心という位置にあり湿度は高いですが、乾いた風が常に吹いているので、病害に悩まされることもなく、清潔に保たれております。自然な環境でのびのびと育った各葡萄品種は各々の個性を最大限に発揮し、それぞれ特徴的なワインとなります。 収穫した葡萄は冷却し圧搾。これにより品種ごとの繊細なアロマが際立ちます。赤ワインはガニメデ社製のステンレスタンクにて発酵を行います。 |
メリットとして、 ・密閉した空間ですぺてのプロセスが行われるので、従来のタンクよりも衛生的に優れ、醸造中のSO2の使用を最小限に抑えられる。 ・通常のピジャージュよりも均等に撹拌が行われるため、抽出の効率が通常よりも30%アップする。 ・自然発生した炭酸ガスのみを使用するので、 電気等を使用せず生産コストを削減できる。 ・シンプルな構造なので一人で何基も管理でき、人件費も削減出来る。 などがあります。 |
ラベルは彼らの醸造所があるヴァレリアーノの1300年代の古い教会”サンタ・マリア・デイ・バットゥーティ”に現存するフレスコ画「最後の晩餐」をモチーフにしています。 オーナーのエミリオ氏が、ワインの描かれているこの絵を大変気に入っていた事と彼らのワインが生まれる土地の象徴的な絵と教会であったため、この絵をラベルに使用することにしたといいます。
現在手掛けている土着品種が発見された近くにある教会にあった事から『この品種たちが絶滅せずにいれたのは、この教会に守られていた』という思いで敬意を表しラベルのモチーフにしました。 |