「イタリア赤ワインTOP100」2022年版にて13位にランクインした「カルミニャーノ・リゼルヴァ 2018」のご案内です。
完熟した赤や黒の果実のアロマの中にタバコや腐葉土のニュアンスも感じられます。タンニンはきめ細かく、更に複雑な風味が口中にて繰り返し感じられ、余韻も長く続きます。サンジョヴェーゼとメルローはステンレスタンク。カベルネはフレンチオーク(40hl)の発酵槽にて発酵。フレンチオークバリック(新樽率10%)にて熟成。サンジョヴェーゼのエレガントさと奥行きのある骨格のポテンシャルの高さ、国際品種のはっきりとした果実味の存在感の融合したフルボディなワインに仕上がっています。
16位には、ガンベロ・ロッソ2016年版にて、「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したアレグリーニの「アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ 2017」や、11位には、ロバート・パーカーJr.が『南イタリアのサッシカイア』と評した「モンテヴェトラーノ 2019」など、有名どころや高級ワインがずらりと並んでいる中、「カルミニャーノ・リゼルヴァ」の品質の高さとコストパフォーマンスが突出しています。
「イタリア赤ワインTOP100」とは
MF Gentlemanというイタリアの雑誌が毎年行っている企画で
イタリアの主要ワインガイド ガンベロロッソ、ビベンダ、ヴェロネッリ、エスプレッソ、ルカマローニ、ヴィタエ、ドクターワイン
に掲載された評価を総合してランキング付けする La top 100 dei vini rossiというものなります。
カルミニャーノリゼルヴァの2018ヴィンテージの評価は下記の通りとなります。
ガンベロ・ロッソ2022…最高賞3ビッキエーリ
ビベンダ2022…最高賞5グラッポリ
ヴェロネッリ2022…最高賞青3つ星 94点
ドクターワイン2022…95点
ルカ・マローニ2022…93点
MF Gentlemen 「イタリアワインTop100」…13位タイ
ワイン・スペクテーター…94点
Piaggia Carmignano Riserva
ピアッジャカルミニャーノリゼルヴァ
完熟した赤や黒の果実のアロマ中にタバコや腐葉土のニュアンスも感じられます。タンニンはきめ細かく、更に複雑な風味が口中にて繰り返し感じられ、余韻も長く続きます。サンジョヴェーゼとメルローはステンレスタンク。カベルネはフレンチオーク(40hl)の発酵槽にて発酵。約3-4週間のマセラシオン。熟成:フレンチオークバリック(新樽率10%)にてMLF後24ヶ月熟成、瓶熟6ヶ月。
コルクの種類: コルク
生産者: ピアッジヤ - Piaggia地域: トスカーナアルコール度数: 14.5%タイプ: 赤カテゴリー:DOCG品種: サンジョヴェーゼ70% カベルネ(ソーヴィニョン/フラン)20% メルロー10%熟成: フレンチオークバリック(新樽率10%)にてMLF後24ヶ月熟成、瓶熟6ヶ月。飲用適温: 16°C ワイナリー情報:
1978年にアパレルの繊維工場を営むマウロ・ヴァヌッチが、テヌータ・ディ・カペッツァーナから畑を購入したところからピアッジャの歴史が始まります。
初めて自ら醸造を行い、瓶詰めした1990ヴィンテージが友人や専門家から非常によくできたワインだと誉められ、ワイン造りに対する情熱が一気に加速し、元フレスコバルディやアンティノリ、テスタマッタの醸造家として活躍したエノロゴ、アルベルト・アントニーニと1993年にイタリア最大のワイン見本市ヴィニタリーにて出会い、その後1996年にエノロゴとして採用しました。
アルベルト・アントニーニはピアッジャをこう語ります。
『彼はもともとアパレル業界からの転身だが、ワインが好きで好きでたまらなくワイン造りを始めた人物。彼のワイン造りに対する姿勢は時にまるで“教育ママ”のようなヒステリックさを持ってワインに接する事さえある。特にその姿勢が垣間見えるのがいわゆる“オフ・ヴィンテージ”。機械により一斉に収穫を行う生産者は別として、ある程度の生産者ならば“オフ・ヴィンテージ”でも丁寧に造りさえすれば結果を出せる。しかし彼の葡萄との向き合い方は異常とも言える。』
『カルミニャーノはトスカーナにおいて最も早くカベルネ等を作付けした土地。カルミニャーノこそ元祖スーパー・トスカーナなんだ。そして今最も素晴らしいカルミニャーノを造るのがピアッジャ。ピアッジャもスーパー・トスカーナと呼ぶべき秀作さ。』
アルベルト・アントニーニが絶賛するだけのことはあり、ピアッジャはその品質が各方面に認められ “イタリアを代表するワイン” と言っても過言ではない高い評価を獲得しております。
現在はマウロの娘、シルヴィアがオーナーとなり運営を行い、以前はカルミニャーノ協会の会長も務めておりました。
ピアッジャの畑
ピアッジャはDOCGカルミニャーノのエリアにあるポッジョ・ア・カイアーノとカルミニャーノに畑を所有します。
土壌は石灰質土壌と粘土質土壌。小石がゴロゴロと転がり、この石が昼間に太陽熱を吸収し、溜め込んだ熱を夜間に放出し葡萄の成長を促します。
葡萄の樹は等間隔に80cm毎に植えられ、畝の感覚も全て2mずつ。
また、全ての畑、全ての樹に対して芽かきを行い、新梢の数を4つに均一化します。新梢に付ける房は2つ、これも最終的には片方を間引き、1本の樹に対して4房のみ残します。
このように厳しく管理された畑にてピアッジャの葡萄は栽培されております。
また収穫についても、カペッツァーナなど他のカルミニャーノの生産者が機械収穫を行うのに対し、ピアッジャでは手作業の収穫を行い、また選果についても、畑での選果の後、選果台を使い更に厳しく選果を行い、完璧な果実のみが醸造に回されます。