Zamo Orange Zero
ザモオレンジゼロ
自社畑のマルヴァジアのみを使い、温度管理やフィルタリングをせず添加物も使用しない、非常に自然に近い形で造られます。熟成はアンフォラで6ケ月。琥珀がかった濃い金色に、オレンジピールやシトラスなどの熟した果実の香り。ミネラルたっぷりでパワフルな口当たり。タンニンとフルーツのバランスが取れた味わい深い逸品です。
生産者: Le Vigne di Zamò-ザモのブドウ畑 (levignedizamo.wine)地域: フリウリ・ヴェネツィア・ジュリアタイプ: 白容量・入数: 750品種: マルヴァジア熟成: アンフォラで6ケ月
ワイナリー情報:
食やワインをこよなく愛する祖父を見て育ったトゥッリオ・ザモが、祖父の情熱を継ぎ、1978年に5haの畑を購入したことからレ・ヴィーニェ・ディ・ザモ(「ザモのブドウ畑」の意)の歴史は始まりました。その畑はフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の中でも品質の高いワイン造りで知られるロッカ・ベルナルダの丘に位置し、高品質なワインを生み出すために今でも重要な役割を果たしています。また、トゥッリオは、国際的に有名な醸造家フランコ・ベルナベイ氏とのコラボレーションで素晴らしい畑を購入、1990年代にはトゥーリオの息子シルヴァーノとピエールルイージも加わり、高品質なワイン造りを続けていく体制を築きました。
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州はしっかりとした味わいと華やかな香りを持つ白ワインの銘醸地として世界で知られていますが、レ・ヴィーニェ・ディ・ザモでは黒ブドウの栽培にも力を入れており、同社の歴史を語る上でなくてはならない存在です。ザモのトップレンジのひとつ、”ロンコ・デイ・ロゼーティ”1988年ヴィンテージは、同州の赤ワインとして初めて、イタリアのワイン評価本「ヴィーニ・ディタリア(Vini d'Italia)」で最高評価トレ・ビッキエーリを受賞するという快挙を成し遂げました。“ロンコ・デイ・ロゼーティ”は92年、94年ヴィンテージと続けてトレ・ビッキエーリを受賞し、同社の評価もさらに高まりました。
その後も、古くなった農場や事務所を再建し、新しいセラーも完成させ、最先端の技術を用いながらも、人々の手による畑での作業を第一に考え、素晴らしいワインを造り続けています。
2015年からはジュゼッペ・カヴィオラ氏が醸造コンサルタントを引き継ぎ、フリウラーノの魅力を表現した「ノーネーム」を新たにリリースし、大きな注目を集めています。