BARRUA
プニカ バルーア
専門誌から高い評価を受けるサルデーニャの実力派。一度は味わっておくべき唯一無二の南イタリア赤ワイン。外観は深みあるルビーレッド。イチゴやブラックベリーなどのフルーツに重なる、ローズマリーやラベンダー、甘草のアロマが広がり、エレガントなスパイスの香り。口当たりは非常に柔らかく、凝縮した黒系果実の旨味に程よいミネラル感が魅力。バニラやクルミ、煙草のニュアンスが味わいに深みを演出し、繊細かつ上品なタンニン。
コルクの種類:天然コルク。
生産者: アグリコーラ・プニカ - AGRICOLA PUNICA 公式サイト地域: サルディーニャアルコール度数: 15.1%タイプ: 赤品種: カリニャーノ 85%、カベルネ・ソーヴィニヨン 10%、メルロ 5%(*ヴィンテージによって変更の可能性があります)熟成: フレンチオーク樽(新樽30%)でおよそ18カ月、その後瓶内熟成を最低でも12カ月行う。飲用適温: 13-16℃ ワイナリー情報:
サッシカイアオーナーのセバスティアーノ・ローザ氏がイタリアの巨匠達と手を組んでサルディーニャで始めた豪華プロジェクト。高い評価を受ける唯一無二の南イタリアワイン。
サルデーニャ州はイタリア半島から西に離れた場所にある島です。 シチリア島に次ぐ、面積の広さを誇りますが、島の大部分が岩石で覆われているため農業には厳しい環境です。 サルデーニャのワイン産地としての歴史は、今から5000年程前にも及びますが、注目されるようになったのは、意外にもここ20年程のこと。
昔から生産量は多いものの、大手ワイナリーが安価なデイリーワインとして売り出すか、その他の州の生産者にブドウを売却してしまうのが常識で、優良な生産者がなかなか育たないのが実状でした。 しかし、地元の生産者たちが自身のワインのクオリティを向上させるべく、ワイン造りを見直したことで、この地のワインは転換期を迎えます。造り手の蔵元で瓶詰めすることを始め、木樽による熟成など近代的な醸造技術を積極的に取り入れ、独特な風土を活かした個性豊かなワインが多く生産されるようになりました。
今やサルデーニャ州はイタリアを代表するワイン生産地のひとつとなっています。
イタリアの至宝と名高い、サッシカイアの醸造家ジャコモ・タキス氏はサルデーニャの地に初めて訪れたとき、この土地のワイン産地としての大きな可能性を予感しました。サルデーニャ島は、冬の寒さは穏やかですが、夏はアフリカから南欧に吹くシロッコ風の影響で、焼けるような暑さの乾燥した気候となります。その一日の平均日照時間は約7時間。このような気候で育ったブドウは非常に完熟度が高く、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロもこの地で育てればフランス・ボルドーよりも早く、完全にブドウが成熟するといいます。
そんな、この土地の魅力に惹かれたジャコモ・タキス氏は、一大プロジェクトを考案します。ともにワイン造りを手掛けてきたサッシカイアのオーナーのセバスティアーノ・ローザ氏、そしてサルデーニャ島の名門ワイナリー「サンターディ」の社長アントネッロ・ビローニ氏という3者が集い、アグリコーラ・プーニカというワイナリーを誕生させました。 サッシカイアは、イタリアのDOC法に囚われず、ボルドー品種のブレンドで独自のワインを造り上げ、世界に認められた、イタリアワインの歴史にその名を残す偉大なワイン。そのサッシカイアがサルデーニャ島の注目のワイナリーと手を組む、新しい挑戦としてアグリコーラ・プーニカは世界の注目を集め、その実力を証明するように、毎年高い評価を受け続けています。
アグリコーラ・プーニカの上級キュヴェ、バッルーアの名は、バッルーア・エステートという畑の名前から付けられています。やや内陸に位置する畑は石灰質土壌に粘土、砂質土壌が混ざっています。畑のうち10ヘクタールが古樹のカリニャーノ、その他50ヘクタールにはカリニャーノとカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロが植えられています。 バッルーアのラベルはヌラーゲ文明時代に使用されていたコインをモチーフにしたもの。サルデーニャ島では紀元前1000年代からヌラーゲ文明が栄えたと言われ、その遺跡は島特有のもとして世界遺産にも登録されています。
ワインのブレンドは、カリニャーノ85%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、メルロ5%。新樽率30%のフレンチオークで18カ月熟成。その後、瓶詰めされた状態で1年の熟成を経てリリースされます。 色合いは濃いルビー色。イチゴやラズベリーなど成熟した果実の華やかなアロマが際立ちます。 口に含んでみると、しっかりとした濃厚な果実味とほんのりとスパイシーな味わい。甘いタンニンと上品な酸に支えられたシルキーな舌触りと長い余韻が魅力的です。リリースされたばかりでも美味しくいただけますが、10年後の味わいも楽しみです。
カリニャーノは、別名カリニャンといい南仏やスペインでよく栽培され、一般的にはタンニンが強烈で荒々しく、他のブドウとのブレンド用に使用されることが多い品種ですが、バッルーアに関しては、名醸造家ジャコモ・タキス氏が手掛けただけあって、フィニッシュまで上品でデリケート、すべてが抜群のバランスに仕上がっており、鮮やかな果実のパワーの中に、軸のぶれないエレガンスさを感じさせてくれます。
イタリアのグルメ専門出版社ガンベロ・ロッソ社が1987年から毎年発行している、ワイン雑誌「ヴィーニ・ディタリア」。今日ではイタリアにおいて最も権威のあるワイン専門誌となっています。つい先日発表されたこのガンベロ・ロッソ 「ヴィーニ・ディタリア」の最新2014年版において、バッルーア2010年が、最高評価であるトレ・ビッキエリ(=3グラス)を獲得しました。
約45,000本のワインが掲載されている中、トレ・ビッキエリを獲得したのは約415本、1%弱。その415本中サルデーニャのワインはわずか12本。バッルーアがサルデーニャワインとして、そしてイタリアワインとしてどれほど注目度が高いワインであるかがお分かりいただけるでしょう。
太陽と温暖な気候とサッシカイアのDNAが融合した、唯一無二の南イタリアワインをぜひお楽しみください。
イタリアの巨匠が手を組んだ豪華プロジェクト「アグリコーラ・プーニカ」。
一度は味わっておくべき唯一無二の南イタリアワイン。
最高評価の3グラス(トレ・ビッキエリ)獲得の2010年。
「サッシカイア」を生んだ名醸造家ジャコモ・タキス氏、
「テヌータ・サン・グイド(サッシカイア)」のオーナーのセバスティアーノ・ローザ氏と
サルデーニャのワイナリー「サンターディ」の社長アントネッロ・ピローニ氏が
手を組んだ豪華プロジェクトがこちらの「アグリコーラ・プーニカ」。
ジャコモタキスがサルデーニャ島を訪れた際に
ワイン造りの可能性を秘めた土地として大きく感銘を受けたことから、
このプロジェクトは始まりました。
温暖な気候のサルデーニャ島の中でも、南西部に位置し最も暑くなると言われる畑、バッルーア。
カリニャーノに最も適したこの土地で造られたブドウを使い、
新樽率30%のフレンチオークで18ヶ月熟成し、瓶詰してさらに12ヶ月熟成させます。
フレッシュなブラックベリーとプラム、スミレのアロマと味わいに、
月桂樹、甘草のニュアンスが特徴的です。
甘いタンニンと、上品な酸に支えられたシルキーな舌触りが、長い余韻へと導いてくれます。
ラベルはローマ時代にこの地を侵略したギリシア人が用いていたコインをモチーフしており、
サルデーニャの雰囲気を醸しだしています。
名醸造家ジャコモ・タキス氏が手がけただけあって、
すべてが抜群のバランス、驚くべき完成度です!
ブドウ品種:カリニャーノ 85%、カベルネ・ソーヴィニヨン 10%、メルロ 5%
評価:2014年版ヴィ―二・ディタリア(ガンベロロッソ)にて最高評価3グラス(トレ・ビッキエリ)獲得。