Piano del Cerro Aglianico del Vulture
ピアーノ デル チェッロ アリアーニコ デル ヴルトゥーレ
濃い赤色。バルサムやスパイスの香りと共にクワの実や黒フサスグリのジャムの香り。すばらしい骨組み、バルサムの余韻がこのワインを特徴付ける。新鮮で質の高いアルコール感。まろやかで濃厚なタンニン。クモは化学的物質に弱い生き物で、その存在は畑が健全で自然であることを示す。それでクモをイメージしたラベルデザインとしている。納得出来るヴィンテージしか造らない。
コルクの種類: DIAM。
生産者: ヴィニエティ デル ヴルトゥーレ - VULTURE 公式サイト地域: バジリカータアルコール度数: 14%タイプ: 赤カテゴリー: DOC容量・入数: 750品種: アリアーニコ熟成: 新樽で24ヶ月熟成飲用適温: 14-16°C ワイナリー情報:
「恵まれた畑とポテンシャルの高い葡萄アリアーニコ」・・イタリア南部に位置するため日中は十分な日照があり、夜は内陸部で標高500m以上と高いため気温がとても低くなって、昼夜の寒暖差が大きくなる。また、何世紀も前におこったヴルトゥーレ火山の噴火により、ミネラルが豊富な土壌がもたらされた。さらにすべてが斜面にあり、水はけがとてもよくなっている。「バジリカータは素晴らしいエリアで、アリアーニコは非常にポテンシャルの高い葡萄。ネッビオーロのような力強さがあり、非常に長く熟成出来る」とデニスは話していた。
「樽へのこだわり」・・樽は、毎年フランスのメーカーを訪問し、一番良い木材を選び、樽の焼き具合も自分達で決めている。また、樹齢の古い板の方がより豊かなテクスチャーをもたらすので、出来るだけ樹齢の古い木の板を使うようにしている。樽材は、アメリカンオークを使用する。
「洞窟のセラー」・・町のある丘には500年前の雪の貯蔵用の洞窟を利用した樽熟成用セラーがあり、2011年から使用している。中が非常に涼しく、季節を問わず16~18度程の一定の気温に保たれていて貯蔵に最適。
「ヴェゼーヴォのアリアーニコとの違い」・・カンパーニャのヴェゼーヴォも火山性土壌で、アリアーニコを栽培しているが、カンパーニャはトゥーフォ(火山灰が堆積してできた凝灰岩の細かなパウダー状の土)で、ワインはより複雑なスパイシーさ、エレガントさが備わる。対して、バジリカータは火山性土壌に石灰と鉄分が混ざった土で、ワインは肉厚で骨格あるボリューム感と柔らかさが備わる。
「ラベルは火山」・・火山から溶岩の流れる様子をモチーフ。