意外と知らないブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、産地の違いで生まれる特徴も解説


ブルネッロ・ディ・モンタルチーノと言えば、「イタリアワインの女王」とも呼ばれる高級赤ワインとして、よく知られていますね。

ただ一口にブルネッロといっても、造られる場所によって様々な特徴が生まれ、意外と一筋縄ではいかない多様性があることを知っていますか?

そこで今回は、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの産地の違いと、ワインについても改めて詳しく見ていきたいと思います。

 


まず注意すべき点は、この産地は丘になっていて、標高も130620mと産地の中でもかなり差があることです。

また畑の向きや斜度、さらにテロワールも産地内で異なるため、ブルネッロにも様々なスタイルが存在します。

このワインを理解するためには、まず産地を北部と南部で分けて理解するといいと思います。

(Banfi社WEBサイトより)


ワインの傾向として、北部はミネラル分が豊かで酸がしっかりした、フレッシュで繊細なアロマを持つ、クラシックなタイプのブルネッロが生まれます。

またモントーソリ地区など、古くからブルネッロを造っていた歴史的産地があるのも北部です。


一方南部は、ワインは果実味豊かで香り高く、濃厚でパワフルな味わいとなります。

比較すると、モダンなスタイルのブルネッロが生み出されていますが、トップクラスの生産者が南部にもいることは見逃せません。

また、産地の西側と東側でも、気候条件が異なります。


産地の丘の西約60km先にはティレニア海が広がり、この間には高い山や丘もないため、丘の西側には海からの風が吹き込みます。

これにより西側の産地は、極度の乾燥と熱から守られると共に、できるワインにもほのかに塩味が生まれるという特徴があります。


ただ同じ西でも北西部は、西側に大きな森があり海風を遮るので、北西部のワインには塩味は感じられません。

そして北東部にも海風は吹き込みませんが、東側も北と南で気候が異なります。

北東部は降水量が多めで、産地の中では冷涼な地域に当たります。

逆に南東部は、気温が高く、夏季の夜間でも35℃になることがあります。

このような気候条件が作用して、ワインにも様々な個性を生み出しています。


ブドウ品種と醸造について

ブルネッロに使われるブドウ品種は、「サンジョヴェーゼ・グロッソ」というサンジョヴェーゼの変異種です。

この品種は、19世紀後半のビオンディ・サンティの自社農園で発見され、他のサンジョヴェーゼよりも皮が厚く粒が大きいため「グロッソ(太い)」と呼ばれました。


そして、クローンから「サンジョヴェーゼ・グロッソ」というブドウが生み出され、サンジョヴェーゼと区別されました。

ワインにすると、タンニンのキメが細かく力強く色が濃いのが特徴で、長期熟成に耐えうるワインを造る事ができました。


その後さらに研究が重ねられ、醸造方法に工夫を凝らしたことで、ついに1888年にサンジョヴェーゼ・グロッソのみを使ったワインとして、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノが誕生しました。


規定の中で、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを名のるためには最低50ヶ月の熟成(うち24ヵ月は木樽熟成)という長い熟成期間が必要とされていますが、これも様々な試行錯誤の中から生み出された成果の一つです。

 

ブルネッロをより楽しむ飲み方のコツ


ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、非常に長い法定熟成期間が定められており、そのポテンシャルを引き出すために、長い眠りから覚ましてあげる必要があります。


その優雅な香りと熟成によって生まれるブーケを楽しむために、大ぶりのワイングラスを使用するのが最適です。

飲む時の温度はやや高めの1820でサーブするのが適しています。

(Banfi社WEBサイトより)


これにより、ワインの本来の華やかで純粋な香りをさらに楽しむことができます。

ブルネッロは香りが開くまでに時間がかかるので、ボトルで楽しめるならば、できればデキャンタジュをして30分ほどおいてから飲むのがベストです。


ブルネッロは何より気分を盛り上げて、ワインに集中できる良い環境で飲みたいワインです。

より美味しく飲むための手間はかかりますが、そのための儀式と考えた方がよさそうですね。

最後に産地、そして造り手の哲学から生み出された、様々なスタイルのブルネッロを紹介したいと思います。


17768 バンフィ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

 

創業1978年のバンフィは、最高のブルネッロを造るために設立以来、土壌や栽培方法の研究はもちろん、醸造方法の探求にも余念がなく、独自の発酵タンクの開発や樽材の選定にいたるまで改良を続け、品質向上を続けています。

サンジョヴェーゼ・グロッソのクローンも研究を続けており、600種類以上のクローンの中から所有する畑に最適のものを選び出すために、10年以上実験を重ねています。

またバンフィは、モンタルチーノでも広大な土地を所有して畑に活用しており、その土壌のタイプは30種類にのぼり、それぞれの土地に合ったブドウを栽培しています。

その結果、畑を151の区画に分けて、品種とテロワールの相性を考えて品種を決定しています。

さらに、独自に開発し実用化にこぎつけた発酵槽のオリゾン・システムを採用することで、畑ごとの多様性を管理しやすく、より複雑味が出せるようになりました。

100%自社畑のブドウで、モンタルチーノの南西部の畑から長期熟成に向くものを選んでいます。

バンフィのブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、活き活きとした酸味と果実のバランスがとれたエレガントな味わいです。

重厚感と軽やかさも調和して、飲むほどに表情を変えていきます。濃いめのルビー色、エーテルとわずかに感じるバニラの香り、ソフトで凝縮感があり、リコリス(甘草)やスパイス、タールを感じさせるフルボディの味わいです。

https://wine.kameyaweb.jp/aec/user/shohin_detail?item_cd=17768




41715 イ・パラッツィ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

 

イ・パラッツィは、モンタルチーノ北部にワイナリーがあり、キャンティ・クラッシコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノそれぞれに計20ha3つの自社畑を所有する造り手です。モンタルチーノの異なる特徴を持つ歴史的な3つの区画(標高270mの北向き斜面、標高450mの南西向き斜面、標高300mの南東向き斜面)で収穫されたサンジョヴェーゼ・グロッソをブレンドし、150hℓのステンレス製の近代的な発酵槽、4050hℓのスロヴェニアオーク樽での醸造を行っています。


3つのテロワールの特徴がバランスよく表現され、ブドウ本来の個性と複雑味のある味わいに仕上がっています。

チェリー、イチジク、ドライフラワー、シナモン、ナツメグ、トースト、メントールを想わせる香りが広がる。 口当たりは柔らかく、豊かな果実味、生き生きとした酸味、緻密で力強いタンニンが感じられる。熟成による複雑なフレーバーが印象的で、力強くエレガントな味わいの赤ワインです。

https://wine.kameyaweb.jp/aec/user/shohin_detail?item_cd=41715




41801 フォッサコッレ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

 

粘土質の割合がやや高い土壌の2.5haのブドウ畑からブルネッロ・ディ・モンタルチーノを造る小規模生産者です。

2013年ヴィンテージと飲み頃に差し掛かったワインで、アニスやカンゾウ、サクランボや黒イチゴのような複雑で豊かな香り、柔らかく滑らかなタンニン分、豊かなアルコール分とミネラル感のバランスの取れた味わいです。骨太で力強さを保ちながらも、熟成を経たことでクラシックで深みのある味わいに仕上がっています。

https://wine.kameyaweb.jp/aec/user/shohin_detail?item_cd=41801



41792 レッチャイア ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

 

1983年創業、モンタルチーノの街に近い丘の中心付近、南側斜面の中腹にある海抜350mのレッチャイアは、東向きに開けた畑を持ち、日当たりの良さやシストベースの古い粘土質土壌など、近隣のビオンディ・サンティととてもよく似たテロワールを持っています。

テロワールを生かすため、醸造工程は至ってシンプルです。


ステンレスタンクで温度管理をしながら発酵、伝統的なスロヴェニアオークの大樽で36ヶ月以上ゆっくりと熟成を行い、大らかなフルーティーさとともに、奥行きの深さと複雑味を併せ持っています。


ブラックチェリーやブラックベリー等の色の濃い果実や花、スパイスの豊かで複雑な香りがグラスから放たれ、肉感的な口当たりと、熟した柔らかな果実感と優しくシルキーなタンニン。

余韻は長く、熟度の高い奥深い風味と品格の良さを感じるバランスのとれた味わいです。

https://wine.kameyaweb.jp/aec/user/shohin_detail?item_cd=41792



ブルネッロ・ディ・モンタルチーノも、このように幅広いスタイルがある奥が深いワインです。

これからの季節に大活躍するこのワイン、より楽しく美味しくお客様に飲んで頂けるといいですね。


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特価I Palazzi Brunello di Montalcino 17 イパラッツィブルネッロディモンタリチーノ

  • 商品コード41715

特価I Palazzi Brunello di Montalcino 17 イパラッツィブルネッロディモンタリチーノ

商品備考1 商品コード:41715
商品備考2  上代\6500 上代半額以下
商品備考3 2023年カタログ新商品
数量 (本)

Lecciaia Brunello di Montalcino 2016 レッチャイアブルネッロディモンテルチーノ

  • 商品コード41792

Lecciaia Brunello di Montalcino 2016 レッチャイアブルネッロディモンテルチーノ

商品備考1 商品コード:41792
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