北イタリアのグラッパ、ヴェネト州の家族に聞く楽しみ方と歴史

(POLI社WEBサイトより)

 

 北イタリア発祥の「グラッパ(Grappa)」は、食後の楽しみとしてイタリアにあるバーカウンターの後ろにはグラッパが並んでいます。

ぶどうの香りがほのかに香るグラッパは、ディジェスティーボ(Digestivo)として現在は親しまれていますが、消化の手助けだけではない深い伝統があります。


ヴェネト州に住む家族から伺ったグラッパの歴史と様々な用途をご紹介します。

 

 

 

北イタリアのグラッパ


イタリア全土でグラッパは造られていますが、中でも北イタリアのロンバルディア、ピエモンテ、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア、そしてヴェネトは世界でも注目されているグラッパを製造しています。

 

広大なソアヴェのブドウ畑、ガルダ湖にあるヴァルポリチェッラ、トレヴィーゾの丘にあるプロセッコ、イタリア有数のワイン生産地として知られるヴェネトは、国内最大のグラッパ生産地でもあります。

 

世界で食後酒として親しまれているグラッパは、ヴェネト住民の誇りでもあります。

ミラノ在住の人々を「ミラネーゼ(Milanese)」と呼ぶように、ヴェローナに住む人々を「ヴェロネーゼ(Veronese)」、ヴィチェンツァに住む人々を「ヴィチェンツィーノ(Vicentino)」と呼びます。


日々の楽しみとしてグラッパを自宅に常備し、グラッパを愛す「ヴェロネーゼ」と「ヴィチェンツィーノ」にグラッパについて伺いました。

 

 

(POLI社WEBサイトより)

 


カラーと熟成グラッパ


グラッパは通常、製造後すぐに瓶詰めされます。そのため、水のような透明であるか、様々なぶどうの搾りかすから、わずかな色合いを持っている場合もあります。

オーク樽で熟成することもできウイスキーやコニャックを連想させる、琥珀色にもなります。

 

Giovane(ジョヴァネ) : ガラスなどで保管される若いグラッパ

Affinata in Legno(アフィナータ・イン・レニョ): 非常に短い期間、木樽で熟成

Invecchiata(インヴェッキアータ): 12ヶ月以上熟成

Riserva(リゼルヴァ)  Stravecchia(ストラヴェッキア): 18ヶ月以上熟成

 

温度に関して、若いグラッパは 10℃前後で提供するのが最適ですが、熟成したグラッパは 16 18℃で風味を引き出すことができます。

 

 

 


グラッパの歴史


北イタリアの方言で、歴史的に深い関わりを持つエリアの一つに「トリヴェネト(Triveneto ※)」と呼ばれるエリアがあります。

https://en.wikipedia.org/wiki/Triveneto [SY1]https://en.wikipedia.org/wiki/Triveneto

・ヴェネト州 (Veneto

・フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州 (Friuli-Venezia Giulia

・トレンティーノ州(Trentino

 

グラッパは、このトリヴェネトで造られてきました。

ヴェネト州ヴィチェンツァ県には、グラッパ(Grappa)という名前の山があり、その山の麓にバッサーノ・デル・グラッパ(Bassano del Grappa町があります。

 

世界的に有名なグラッパのブランド「ナルディーニ(Nardini)」は、1779 年以来バッサーノ・デル・グラッパで生産してきました。

そして、「ポーリ(Poli)」も1898 年にバッサーノ・デル・グラッパで設立され、「Poli Museo della Grappa」というグラッパの博物館を建設。

グラッパはどのように製造され始めたか、プロセスがどのように変化してきたか、グラッパが特別な理由を知ることができます。

 

 

 

(POLI社WEBサイトより)


意外なグラッパの使い方


古く昔トリヴェネトではグラッパを、お酒としてだけでなく消毒作用があるとして消化不良の他にも、歯の痛みや傷の消毒にも使用されていました。

現在は、消化を助けるため食後に飲むことが一般的ですが、ヴェネト州では生活の一部として昔から家庭に常備されていました。

 

1950年代のヴェネト州ヴィツェンツァ(Vicenza)出身のロザリアさんの家族は、彼女が幼少期の頃、大人たちは毎朝起きるとショットグラス一杯のグラッパを一日の活力として飲んでいたそうです。

当時、子どもでも風邪のひきはじめで喉の痛みがあると消毒作用があるとして牛乳にグラッパを少し混ぜて飲んでいたと話してくれました。


そのため、ロザリアさんは現在も風邪のひいた時、寒く感じた時や喉が痛いときは、食後以外にも牛乳にグラッパを入れて飲んでいるとのこと。

 

ヴェネト州出身の家族は口を揃えて、イースターやクリスマスなど家族が集まった時のお祝いに、嬉しいことがあった時、悲しいニュースを聞いた時はグラッパを飲むのが「ヴェネトの伝統」だといいます。

 

 

 

ヴェロネーゼが楽しむグラッパの味わい方


通常は、食後酒として冷やしたグラッパが提供されます。

ショットグラスやデザートワイングラス、背の高い脚付きのノーズグラスは愛好家の好ましい選択になっています。

 


エスプレッソと楽しむ有名な方法は、エスプレッソにグラッパを入れる「カフェ・コレット」

そしてヴェネト発祥の「レゼンティン」。砂糖を入れたエスプレッソを飲み、残った砂糖が入ったカップにグラッパを入れてカップをキレイにしながら飲む。砂糖にエスプレッソの風味が残り、甘さとグラッパを堪能できる飲み方です。

エスプレッソでの楽しみ方は、グラッパの代わりにサンブーカ(Sambuca)を好みで追加する人もいます。

 

ヴェローナではお菓子にも使用します。

北イタリアの伝統お菓子に「ズブリゾローナ(Sbrisolona)」があります。

ヴェローナ伝統は、材料にグラッパが含む「ズブリゾローナ・アッラ・グラッパ(Sbrisolona alla grappa)」というタルトがあります。

 

さらに伝統の一つに、

「ズブリゾローナ・コン・グラッパ・ソプラ(Sbrisolona con grappa sopra)」

と呼ばれる食べ方があります。

 

ケーキの材料として使用するのではなくズブリゾローナの上にグラッパをかけてから切り分けペイストリーを楽しむ方法です。

ズブリゾローナをグラッパで湿らして食べるとタルトがしっとりして、甘さとほんのり香るグラッパのフレーバーが楽しめます。

 

 

 

ヴェネト州のおすすめグラッパ

 

Poli Grappa Sarpa Di Poli

度数: 40%

豊かなワインの風味とバランスの取れた口当たりの繊細なグラッパ。代表的な品種を使用したカベルネ 40% メルロー 60% をブレンドして製造。フレーバーは、ミント、ローズ、ゼラニウムのようなブーケをもたらします。

 

Poli Grappa Miele

度数: 35%

ハニー グラッパは、豊かな風味のある芳醇なアロマ。パイン、ジュニパー、バーベナの風味が漂います。冷やして飲むと爽やかなすっきりした味わいですが、カクテルの材料として温かい温度で楽しむこともできます。

 

Zanin Grappa Di Prosecco Invecchiata

度数: 40%

ヴェネト州プロセッコの搾りかすをブレンドし蒸留したグラッパ。オーク樽で少なくとも 12 ヶ月間熟成され琥珀色に。味わいに「スパークリング」のアクセントが加わり、フレーバーを豊かにしています。

 

Nardini Grappa bianca

度数: 50%

クリスタルのような透明感のあるグラッパ。特徴的なフローラルとフルーティーなアロマがあります。香り高く、ほどよい苦味がありカクテルとして楽しむこともできます。

 


 

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Poli Grappa Sarpa 700ml サルパ・ディ・ポーリ

  • 商品コード9013

Poli Grappa Sarpa 700ml サルパ・ディ・ポーリ

商品備考1 商品コード:9013
数量 (本)

Poli Grappa Miele 500mlポーリ・ミエーレ

  • 商品コード21596

Poli Grappa Miele 500mlポーリ・ミエーレ

商品備考1 商品コード:21596
数量 (本)

Bortolo Nardini Grappa Bianca 700mlAcquavite di Vinaccia

  • 商品コード28025

Bortolo Nardini Grappa Bianca 700mlAcquavite di Vinaccia

商品備考1 商品コード:28025
商品備考2 ナルディーニ
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